現在、ブロッコリーの効果・効能がすごいと世間が大騒ぎになってます。
そのキッカケは2016年10月15日に放送された「世界一受けたい授業」でした。
この放送でブロッコリーの効果・効能が特集されて以来、「健康食」としての地位を確立しています。
この記事では万能の健康食「ブロッコリー」の効果・効能をまとめました。
Contents
ブロッコリーとは
ブロッコリーとは?ってみんな当然知ってると思います。
ところが…調べてみたら意外なこともわかりました。笑
ブロッコリー(英語: Broccoli、学名:Brassica oleracea var. italica)は、アブラナ科アブラナ属の緑黄色野菜。
花を食用とするキャベツの一種がイタリアで品種改良され現在の姿になったとされる。
和名はメハナヤサイ(芽花野菜、芽花椰菜)、ミドリハナヤサイ(緑花野菜、緑花椰菜)。
カリフラワーはブロッコリーの変種である。
単位は「株」である。
出典:wikipedia
私が驚いたのは一番最後のところ。
ブロッコリーを数える単位は「株」なんですね。笑
1株、2株って数えるんだ…
これは知りませんでした~
ブロッコリーが健康食として世に認知されたキッカケ
冒頭でも述べましたが、2016年10月15日に放送された「世界一受けたい授業」で放送されたブロッコリーの特集がキッカケで万能の健康食としての地位を不動のものにしました。
この特集は正確に言うと「ブロッコリースーパースプラウト」の特集だったんですが、視聴者にはブロッコリーというフレーズが頭に残って、ブロッコリーが栄養がギュッと詰まった健康食!というイメージが根付いたようです。
実際にブロッコリーは豊富な栄養成分を含んだ素晴らしい食材です。
詳しくは以下で説明しますね。
ちなみに、ブロッコリースーパースプラウトの効果・効能にについては、後日別記事にまとめる予定です。
ブロッコリーの栄養成分
ブロッコリーには次のように非常に多くの栄養素が含まれています。
・食物繊維
・たんぱく質
・ビタミンA
・ビタミンB群
・ビタミンC
・ビタミンD
・ビタミンE
・ビタミンK
・カリウム
・リン
・葉酸
・鉄分
・マグネシウム
中でもビタミンCの含有量はキャベツの3倍以上と言われています。
亜鉛、鉄分などのミネラルも豊富で非常に優秀な食材です。
これらの栄養素がどのような効果・効能を発揮するのか次の章にまとめました。
ブロッコリーの効果・効能
■血圧上昇を防ぐ
ブロッコリーにはマグネシウム、カリウム、カルシウムといった栄養素がバランスよく含まれているため、血圧の上昇を防ぎ、血圧を正常化する作用があります。
■がん予防
スルフォラファン(覚えなくていいですよ)と呼ばれる物質が含まれています。
このスルフォラフォン(無理におぼえないでくださいね)には体内の活性酸素を除去したり、発がん性物質や有害物質を体外に排出する働きがあると言われています。
この、排毒作用、抗酸化作業によりガンを予防に効果があると考えられています。
■動脈硬化予防
ブロッコリーにはビタミンCが多く含まれており、血管を強く丈夫にしてくれるので動脈硬化予防に繋がります。
■アンチエイジング効果
多くのビタミン類やポリフェノールが含まれており、抗酸化作用が期待できます。
体の酸化が老化の一番の原因と言われているので、体の酸化を防ぐ抗酸化物質のビタミン類やポリフェノールが多く含まれているブロッコリーにはアンチエイジング効果あります。
■骨を丈夫にする
カルシウムやビタミンKは、骨を頑丈にしてくれます。
女性に多い骨粗しょう症などを予防に最適な栄養素がブロッコリーには含まれています。
便秘解消
ブロッコリーには食物繊維が豊富に含まれています。
ブロッコリーの食物繊維は不溶性が多く、腸内の水分を吸収して腸壁を刺激し、ぜん動運動を促す働きがあります。
水分が足りないと逆に便秘になるので、たっぷりの水分も一緒に摂ることが大切です。
ブロッコリー食べ過ぎによる副作用
ブロッコリーには多くの栄養素がバランスよく含まれているため、適量を食べる分には体に良いことしかありません。
しかし…
食べすぎにはご注意を!(これはどんな食材に対しても言えます)
ブロッコリーを食べすぎると次のような副作用があると言われています。
体が臭くなる
ブロッコリーには「コリン」という成分が含まれており、
このコリンが体臭に影響を与えることが分かっています。
コリンが体内で代謝される際に、
トリメチルアミンという物質に変化するのですが、
このトリメチルアミンは魚が腐敗したような臭いがします
健康でいたいけど体に魚が腐敗したような臭いを身にまとうのはイヤですよね。笑
特に人と会う仕事をしている場合は死活問題ですので、いくら健康でいたいからといってブロッコリーを過剰に取るのはやめておきましょう。
臭いについてはブロッコリーを過剰に摂取しなければ大丈夫です。
コリンは1日10g(10,000mg)以上摂取した時に体臭に影響を及ぼすとされているのですが、
ブロッコリー100gに含まれているコリンは数mgといった微量です。
よって、体臭が臭くなるには1日に200kgのブロッコリーを食べる必要があり※、これは現実的に不可能です。
よって現実的にはブロッコリーをいくら食べても問題は無いと言えます。
※ブロッコリーを一日でどれだけ食べたら臭くなるかの計算式(考え方)
・ブロッコリー100gに5mgのコリンが含まれていると仮定。
・臭くなるのは1日で10g(10000mg)以上のコリンを摂取した場合。
・5mgを2000倍すると10000mgとなるので、ブロッコリー100gを2000倍した値が1日のブロッコリー摂取許容量。
⇒2000*100g=200kg
「腹八分目」という言葉があるように、適量をとるのが一番よいです。
甲状線腫を引き起こす可能性がある
ブロッコリーにはグルコシノレートという成分が含まれています。
この成分が加水分解酵素であるミロシナーゼに加水分解されると、
「ゴイトリン」という物質が生じることが分かっています。
この「ゴイトリン」はゴイトロゲンのという甲状腺機能の低下を引き起こすものとされています。
ゴイトロゲン(Goitrogen)は、ヨウ素の取込みを阻害し、甲状腺の肥大、つまり甲状腺腫(goiter)を引き起こすものの総称である。
甲状腺機能の低下を引き起こす(ゴイトロゲンとなる)食物には次のようなものがあります。
・キャッサバ(粉砕して解毒をしなかった場合)
・大豆(及び大豆製品)
・松の実
・落花生
・アマの種子
・イチゴ
・ナシ
・モモ
・ホウレンソウ
・タケノコ
・サツマイモ
・アブラナ属の野菜 ←ブロッコリーはコレに該当
ただしこちらも次の通り、数百キロという単位でブロッコリーを食べない限り影響はでないとのこと。
しかしヒトにおいては、甲状腺機能に影響が出るほどのアブラナ科野菜を摂取することはほぼ考えられない。
参考:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0009279796037453?via%3Dihub
ここまで色々とブロッコリーの副作用について書いてきましたが、
結論としては…
1日に数百キロ食べると副作用あるが、
現実的に食べるのは無理なので実質的に副作用は無い
と言い切ることができます。
ブロッコリーのアレルギー症状
花粉症の人はブロッコリーを食べることでアレルギー反応(花粉症と同じ症状)がでる可能性があります。
花粉症は主に次のアレルゲン(アレルギーの原因となるもの)によって引き起こされます
■スギ
■ヒノキ
■シラカバ
■コナラ
■オオヤシャブ
■ブタクサ
■オオヨモギ
日本人はスギをアレルゲンとする花粉症の人が多いですが、一口に花粉症といってもこれだけアレルゲンがあります。
スギ花粉が飛びまくる春の時期はなんとも無いのに、秋の時期に花粉症と同じ症状になる人がいますよね。
実はこれ花粉症のアレルゲンがスギではなくブタクサの場合の症状なんです。
このように上記アレルゲンが原因で花粉症が引き起こされます。
ここで注目して欲しいのはオオヨモギです。
実はブロッコリーはオオヨモギと似たようなタンパク質の構造を持っています。
似たようなタンパク質の構造を持っているため、オオヨモギをアレルゲンとする花粉症の方はブロッコリーを食べることで同じような症状がでる可能性があります。
オオヨモギにアレルギーがある場合は、ブロッコリー(アブラナ科の野菜)を食べる際には気をつけてください。
おすすめのブロッコリーレシピ
後日追記予定です。
ブロッコリーについてのネット上の反応
【手軽に摂れるアンチエイジングにいい野菜】
①ブロッコリーの新芽
②もやし
③かいわれ大根
④芽キャベツ— 大人女子 (@meiku_mahou) 2017年9月15日
ブロッコリーが美肌に良いのはビタミンA、E、CとB群も含んでいてフラボノールという成分の抗酸化作用も期待できるからです!!ブロッコリーとお肌のハリが良くなるコラーゲンを含む手羽先といっしょに食べると効果的です!!いっしょに炒めるかスープにすると美味しそうです!!☆
— 健康オタク (@kennkouotaku1) 2017年9月15日
第16位 ブロッコリー
ブロッコリーはおいしくローカロリーにもかかわらず、
繊維質やビタミンCやβカロチンを豊富に含みます。
抗がん作用、心臓病のみならず骨粗鬆症、目にも良い働きをして免疫システムも良くします。最近の中国の報告では乳がんも防げるとのことです。— 健康くん (@ryuno0913) 2017年9月15日
ブロッコリーの効能は凄い。風邪の予防や美肌作りに高い効果があります。抗がん作用としてや粘膜の炎症予防にも最適です。
— あの食べ物が凄い (@sugoitabemono) 2017年9月12日
アメリカの国立癌研究所(NCI)が認めた、がん予防やさいブロッコリー。アメリカではブロッコリーから抽出された成分がサプリメントに配合されている。
— マイリンダ (@f693303) 2017年9月10日
まとめ
この記事ではブロッコリーの効果・効能を中心に副作用やアレルギー、オススメのレシピなどを紹介しました。
ブロッコリーは…
血圧上昇を防ぐ、がんを予防する、便秘を解消する、アンチエイジング効果、骨を丈夫にする
といった美容や健康を意識する人にとって魅力的な効果・効能が期待できる野菜です。
たくさん食べても実質的に副作用の心配は無いので、安心して食べられる健康野菜と言えます。
私自身、普段の食生活でほとんどブロッコリーを食べていないことにこの記事を書くことで気がついたので、スーパーで見かけたらなるべくカゴに入れるようにします。
だって…いつまでも若々しく健康でいたいもん。
コージィ☆