アニメオタクのコージィです。
私は今まで500作品以上のアニメを見てきましたが、その中で特に影響を受けたアニメを7作品選んで紹介したいと思います。
ネタバレを多少含んじゃってるかもしれないので、紹介している作品をまだ見たことが無い場合はご注意ください。
(この記事に埋め込んでいるyoutube動画はネタバレを含むものが多いので特に注意)
かなり有名な作品ばかりになってしまいましたが、中にはあなたが知らないものがあるかもしれません。
記事を読んで興味が沸いたら是非見てみてください。
Contents
魔法少女まどか☆マギカ
市立見滝原中学校に通う普通の中学2年生の鹿目まどか(かなめまどか)は、ある日不思議な夢を見る。
そこは少女が魔法で戦う異世界。
その少女の戦いを目撃する自分と、謎の白い生物に「僕と契約して魔法少女になってほしい」と告げられる夢であった。
翌朝、見滝原中学へ転校してきたのはなんと夢で見た美少女の暁美ほむら(あけみほむら)だった。
ほむらは、まどかに「魔法少女になってはならない」と警告する。
(TVアニメ動画『魔法少女まどか☆マギカ』のwikipedia・公式サイト等参照)
アニメにハマるキッカケとなった作品です。
当時勤めていた会社の同僚(漫画家を目指しているオタク風のアニメ好き)から面白いから見てみて!と執拗に迫られて渋々見始めました。
「なんだこれっ!よく分からないなぁ…絵柄もオタクっぽいし…」
というのがアニメ2話まで見た感想です。
正直これのどこが面白いんだよ!と思いましたが一応見はじめたし苦痛だけど全話見てみようと決意して3話まで見たのが正解でした。
まどマギの3話は「マミる」という用語を生み出した衝撃的な回です。
はじめて3話を見た私にとってもそれは同様で、3話を見終わったあとしばらく呆然としたあとに
「やべぇ…なにこのアニメ…」
と独り言を呟いていたことを今でも覚えています。
キャラ(絵柄)とストーリーのギャップがやばいんすよ。
萌え系のキャラクターがそんなことになっちゃうの!?って感じです。
あとストーリーも秀逸で先が予想できない展開にドキドキします。
この作品は「超展開」をします。
この超展開というのは「想像を遥かに超えるようなストーリー展開」のことです。
まどマギはまさに超展開の代表例とも言える作品だと思います。
今回は「私の人生に大きな影響を与えたアニメ7選」ということで7作品選んでいますが、「超展開」の作品が多く含まれています。
超展開がハマると「えっ!」「まじかよっ!」「すげー」という感動を視聴者に与えることができます。
その反面、展開が急すぎたり、あまりにも突拍子がないと視聴者はついていけずに完全にシラけてしまいます。
この超展開はストーリー重視のアニメを面白くする上で必須の要素です。
「魔法少女まどかマギカ」
このタイトル名だけを聞くと、プリキュアとかセーラームーンみたいなジャンルと思われがちですが、その感覚でこのアニメを見始めると3話がトラウマになるかもしれないのでご注意ください。
小学低学年以下の子供に見せる場合は特に注意しましょう。
(というか見せないほうがいいかもしれません。笑)
ちなみにまどかマギカは3話と10話が神回です。
3話で驚愕し、10話ですべてが繋がります。
4話から9話までは先が読めないハラハラドキドキドロドロしている欝展開で「魔法少女」という冠をつけてはいけないような大人の内容となっております。
このアニメの絵柄と内容のギャップに魅了されてアニメが大好きになりました。
素晴らしい作品なので見たことない人は是非みてみてくださいね。
魔法少女まどかマギカから学んだこと
■価値観はそれぞれ違う
キューベー(以下QB)という女の子を魔法少女にする白い動物みたいなキャラがでてくるのですが、このQBの価値観と人間の価値観の違いを作品を通して感じました。
具体的に言うとねたバレになってしまうのでいいませんが、QBが良かれと思ってしていることがマドカにとっては許せないことであったります。
リアルの世界でも自分がよかれと思っていることが実は他の人にとってはそうでないかも知れないと考えさせられました。
うーん、深い。そしてQBは不快。笑
■女性は怖い
主人公まどかの友達で「さやか」という子がいます。
彼女は好意を寄せている男友達の「怪我を治す」という願いと引き換えにQBと契約して魔法少女になります。
しかし、男友達はさやかを差し置いて別の女の子と付き合い始めてしまいます。
と同時に魔法少女の秘密をQBから知らされ愕然としてさやかは精神的に病んでいきます。
そんな時、電車の中でホスト風の男2人が女性を侮蔑する発言をしているの聞いて許せなくなり、さやかは男2人を……
女性に対する発言には気をつけようと心に決めました。笑
■うまい話には必ず裏がある
現実を変えたいマドカにとってとても魅力的な「僕と契約して魔法少女になってよ」という提案をQBはしてきます。
しかし物語が進むにつれてこの提案の裏の面が明らかになっていきます。
「うまい話には必ず裏がある」と思っておくことは自分自身の身を守る上で大切な考え方だと改めて認識しました。
スクールデイズ
伊藤誠(いとう まこと)は、以前から登校時に時々同じ電車になる隣のクラスの桂言葉(かつら ことのは)の事を気に掛けていた。
「好きな人の写真をケイタイの待受け画面にして、3週間誰にも見られなければ思いが成就する。」
ばかばかしいと思いながらも、誠は学園に伝わるおまじないを実行するが、わずか1日で隣の席の西園寺世界(さいおんじ せかい)に見つかってしまう。
そのお詫びという名目で、世界が言葉と誠の間を取り持つことに…。
その日から誠の退屈だった日常が大きく動き始める。
(TVアニメ動画『School Days-スクールデイズ』のwikipedia・公式サイト等参照)
学園恋愛ものを想像されると思いますが、中盤まではその通りです。
そして中盤以降は昼ドラに変わり最後はホラーになります。笑
このアニメはある意味めちゃくちゃ有名な作品です。
何で有名かというと「えっ!これ本当にテレビ放映してもいいの?」というギリギリというかアウトな最終回で有名なんです。
どっかのテレビ番組で最終回が衝撃的なアニメで1位になっていました。
最終回が壮絶すぎるんですよ!マジで!
グロ、欝耐性が無い場合は絶対に見てはいけません。
(↓↓この動画は最終回の最後のシーンなのでまだ一度もスクールデイズを見たことが無い場合は見ないでください)
この作品が2016年12月25日のクリスマスにAbemaTVで放映されていた事実を知ったとき、番組編成をしている担当者はクリスマスに恨みを持っているに違いない!と確信しました。
「この作品クリスマスに流しちゃダメでしょ!!」
「クリスマスにスクールデイズを放映するってどいうこと!?」
っていう口コミをバズらせることを狙っているとしか思えません。
その結果「スクールデイズ」というキーワードはクリスマスの日にYahooの急上昇ワードにランクインしました。
いやマジでクリスマスに流しちゃダメだってこれ。
あとゲスの極み乙女の川谷さんが霞んでみえるほど、主人公の誠はゲスです。
マジでゲスの極みです。
ゲスを極めるとどういう結末になるかこの作品は教えてくれます。
スクールテイズから学んだこと
■浮気するなら絶対にバレちゃいけない
主人公の誠はすぐにバレるような浮気ばかりします。最終的に10股以上してるんじゃないかな…
そんなことしてたら女性に恨まれてもしかたないよね…と思うと同時に自分にそんなチャンスがあったとしても決してバレないようにしようと心に誓いました。笑
■女性は外見も大事だけど一番大事なのは中身
このスクールデイズに出てくる女性はちょっとオカシイ人ばかりです。(中にはまともな人も一部いますが)
一見普通の人そうに見えて、中身が病んでいる人も世の中には多いと思うので言動、振る舞いには細心の注意を払う必要があると改めて感じました。
やっぱり女性は外見ではなく中身が大事ですね。
■人は状況、環境によって変化する生き物
主人公の誠は最初はいい奴だったんですが、性の喜びを知ってから本能の赴くままに行動して他人の気持ち(特に女性の気持ち)を考えられない人になってしまいます。
その結果、女性から恨まれて○○されてしまうのですが…
人は状況や環境によって変化するものですが、自分が大切とすることや信念をしっかりと持って生き方の軸がブレないようにしなきゃなと思いました。
新世界より
渡辺早季は、閉鎖的だが穏やかな田舎町「神栖66町」で幸福に少女時代をおくった。
ある日、町の外へ同級生たちと出かけて小型図書館端末ロボット「ミノシロモドキ」と出会う。
質問することにより21世紀前半の超能力者誕生から非能力者との敵対、その抗争から能力者の勝利と文明の崩壊、その後の暗黒時代、町の管理支配の実態といった禁断の知識を知ってしまう。
その直後、バケネズミ同士の戦争に巻き込まれ、命からがら町に戻るがしだいに恐ろしいことが起き始める。
(TVアニメ動画『新世界より』のwikipedia・公式サイト等参照)
ジャンル的にはSF、ファンタジーになります。サスペンス、ホラー、BLの要素も含んでいます。
これだけ聞くとどんな話か想像つきませんよね。笑
不思議なことに色々な要素が詰め込まれているのですが、全体的としてまとまっている作品です。
イメージとしては1000年後の学園ドラマです。
Youtubeで製作エピソードを見つけたので是非ご覧ください
この作品は人間の相互受容、生命の尊厳がテーマになっています。
テンポも早くはなく、説明も抑え気味のため、見る人を選ぶ作品だと思いますがテーマが深く深く色々考えさせられる作品です。
新世界よりから学んだこと
■人間の進化と未来
ちょっと現実的でない話になるかもしれませんが「人間は今後どのように進化していくのか?」というテーマを突きつけられたように感じました。
この作品では人間が超能力を使えるようになって、超能力の強弱で社会的立場の強さが決まっています。
強いものが支配し弱いものは虐げられる。いつの時代もこれは変わらないですね。
さて、現実世界ではこれから人間はAIに仕事を取って代わられる時代になっていきます。
そうなった時に人間はどのように進化していくのか興味があります。
人間がAI(ロボット)に支配されるマトリックスのような時代がくるのか?もしくはAIを道具として使いこなし人間優位の社会になっているのか?
50年先、100年先のことは分かりませんが、遠い未来のことを想像するキッカケをくれた素晴らしい作品でした。
■情報を鵜呑みにしない
新世界よりでは超能力が使えるようにならなかった非能力者の末路という葬り去られた歴史(情報)があります。実はこれはバケネズミの存在とも関係しています。ネタバレになってしまうのでこれ以上は言いませんが…
今の時代、支配者層が情報を恣意的に捻じ曲げて開示していることがあります。
日本国は日本国民に都合が良いように情報をねじまげて流し、マスコミはマスコミに都合のいいように恣意的に情報を曲げて大衆に伝えています。
例)財務省「国の借金は1053兆円4676億円で国民一人あたり830万円」
これはまったくの嘘。
正確には日本政府の借金が1053兆円。
日本政府は国民1人あたりから830万円の借金をしている状況。
国民は債務者ではなく債権者(お金を貸している側)。
このように流れてきた情報をそのまま鵜呑みにせずに裏をシッカリ取って自分の頭で考える必要性をこの作品を通して気付かされました。
■人間って残酷
この作品では学校に通っている子供たちは大人によって監視され、能力が劣っていたり危険分子と判断されると暗殺されるという残酷な世界観の上に成り立っています。
今の平和な世の中で暮らしていると忘れがちですが、本来人間は残酷な生き物であるということを再認識しました。
ちなみに人間を最も殺している動物TOP3をご存知でしょうか?
1位 蚊 725,000人/年
2位 人間 475,000人/年
3位 ヘビ 50,000人/念
なんと人間は2位です。内訳は戦争や地域紛争が主です。
平和ボケせず自分の身は自分で守る必要ありますね。
ef – a tale of memories.(エフ ア テイル オブ メモリーズ)
広野紘と新藤景は幼馴染の間柄。
紘はクリスマスの夜、景のパーティーに呼ばれていたが、ふとしたキッカケで宮村みやこと遭遇し、紘はマイペースなみやこに振り回されるはめに。
紘のクラスメイトで映研部員の堤京介はクリスマスの街を撮影中、雑踏の中に少女の姿を見つけカメラを向けるが、つい彼女の姿を撮りそびれてしまう。
一方麻生蓮治(あそうれんじ)は駅で新藤千尋(しんどうちひろ)と出会う。
翌日、そしてその次の日も蓮治は無人駅におもむき千尋と再会するのだが…。
(TVアニメ動画『ef – a tale of memories.』のwikipedia・公式サイト等参照)
この作品、よくテイルズシリーズ(ゲーム)と間違われるのですが全然関係ありません。
ジャンルは「恋愛」です。
原作はエロゲーなのですが、ストーリー性と表現性が抜群です。
見ていてむちゃくちゃ心を動かされます。
前半はあまり面白くありません。たんたんとストーリーが進んでいきます。
ただ、中盤以降の盛り上がり方は異常です。
次の話を見ずにはいられなくて一気に見てしまいました。
続編としてef – a tale of melodiesという作品があり、こちらも同様に面白いです。
memoriesよりも更に重いテーマなので覚悟を決めてから見てください。
memoriesが好きな人はmerodiesも好きだと思います。
ef – a tale of memoriesから私が学んだこと
■予想の斜め上をいく表現
この作品は表現がちょっと変わってます。
みやこという女の子が主人公の1人「広野くん」の携帯に留守電にメッセージを吹き込むシーンは特に圧巻です。
デートの約束をしていたのに来ない広野くんにメッセージを残すシーンはこれです。
文字しか表示されてませんがこれ一応アニメです。笑
はじめてこれを見たとき「怖っ!」と思ったと同時に「こんな表現もあるのか!!」と関心しました。
私は普段、Web系の仕事をしている関係上ものごとをどのように表現してターゲットに伝えるかを常に考えているのですがこのアニメを見たことで表現の幅がかなり広がりました。
この作品はシャフトという制作会社が作成しています。
シャフトは独特な表現で有名で、前述の魔法少女まどかマギカもシャフトが作ったものです。
その他、シャフトの有名な作品としては「化物語」「偽物語」などの物語シリーズがあります。
■ストーリーは人の心を動かす
この作品の特徴は表現とストーリーです。
ストーリーが秀逸な作品は前半部分はあまり面白くない場合が多く、この作品も例外ではありません。
前半は世界観や設定がなんとなくしか分からず感情移入できなかったのですが、中盤以降はストーリーと表現の両方に引き込まれて一気に見てしまいました。
そして心が動かされました。いつの間にか目に涙が…
前半の意味分からなかったあの行動はこういう意味だったのか!と思わず唸ってしまうほど伏線の回収の仕方が見事です。
ef – a tale of memoriesは私にとってストーリーテリングに興味を持つキッカケとなった作品です。
■人が面白いと感じる設定には共通点がある
efでは2つの物語が同時進行するのですが、そのうちの1つの物語を簡単に説明すると次のような感じです。(ちょっとネタバレ含みます)
「記憶が13時間しか残らない千尋(ちひろ)を好きになってしまった主人公の蓮治(れんじ)くん。さぁどうする?」
ヒロインの記憶が一定期間でリセットされるという設定は人の心を動かします。
一緒に過ごした思い出が一瞬にして崩れ去る場面を見たときに人の感情が動くのです。
ちなみにこの設定、数年前に話題になった「一週間フレンド」と同じような設定です。
一週間フレンドの場合はヒロインの記憶が一週間でリセットされてしまいます。
efの方が放映が早いので、一週間フレンドがパクったのかな?笑
いやいや、偶然設定が被ってしまうことはよくあることですし、設定自体をマネることは決して悪いことではありません。
そんなこといったら「タイムリープ」物の作品は全部パクリってことになっちゃいますからね。
タイムリープとは時間を遡って同じ時間を何回もやりなおしハッピーエンドを目指す物語です。
代表的な作品としては「君の名は。」「シュタインズゲート」「魔法少女まどかマギカ」「Re:ゼロから始める異世界生活」「時をかける少女」「未来日記」「僕だけがいない街」などがあります。
いやー名作ばかりですね。
タイムリープという設定は人が面白いと感じる鉄板の設定ですね。
ヒカルの碁
主人公・進藤ヒカルはごく普通の小学校6年生。
祖父の家の倉にあった古い碁盤に血痕を見つけたヒカルは、その碁盤に宿っていた平安時代の天才棋士・藤原佐為(ふじわらのさい)の霊に取り憑かれる。
囲碁のルールも佐為がかつて憑いていた碁聖・本因坊秀策(虎次郎)の強さも知らないヒカルは、「神の一手を極める」という彼の壮大な目標に付き合わされる。
佐為にせがまれるままに最初は嫌々ながら碁を打っていたヒカルだが、次第に碁の魅力に取り付かれ多くの仲間との出会いやライバル達との戦いを通して成長していくのだった…。
(TVアニメ動画『ヒカルの碁』のwikipedia・公式サイト等参照)
囲碁が分からないのでずっと敬遠していたのですが、ふとしたキッカケで見はじめて本当によかったです。
ヒカルの碁からは本当に色々なことを教わりました。
主人公のヒカルが平安時代の碁打ち藤原佐為(ふじわらのさい)と出会うことで碁をはじめ、碁を通して人間的に成長していく物語です。
ヒカルの碁を2つのキーワードで表すなら
「成長」と「情熱」
まさに少年ジャンプ!といった熱い物語です。
ライバルの塔矢晶(とうやあきら)の存在も良いっ!
あとOPが素晴らしいです!!!
Dreamというグループが歌っている「Get Over」という曲がOP曲です。
辛いこと悲しいことキツイことがある時は、このGet Overという曲と共にヒカルの碁を思い出し、「よし、頑張るぞ!」と自分に言いきかせています。
高い壁があっても努力して乗り越える!そんな気持ちにさせてくれる作品です。
ヒカルの碁から学んだこと
■覚悟を決めたら強くなる
人は覚悟を決めたら強くなります。
ヒカルは最初は佐為(さい)のためにしかたなく碁を打っていたが、ライバルの塔矢晶(とうやあきら)が現れてから、徐々に碁に夢中になります。
そして、中学1年生にしてプロになった塔矢晶を追って「プロになる」と覚悟を決めた時から急速に囲碁が強くなります。
何かで結果を出すためにはそれ相応の覚悟が必要。
その覚悟の強さによって結果が決まると言ってもいいです。
自分の経験からも本当にそう感じます。
何かにチャレンジする時、達成したい目標がある場合はまずは「何が何でもやりきる」と覚悟を決めるようになってから達成率が上がりました。
これはヒカルの碁から学んだことの1つです。
■ライバルの必要性
ヒカルが碁に触れるきっかけを作ったのが佐為(さい)だとすれば、ヒカルを強くしたのはライバルの塔矢晶(とうやあきら)です。
塔矢晶(とうやあきら)の碁に対する真剣な姿勢と情熱を目の当たりにして、ヒカルは碁にドンドン惹かれていきました。
「碁は2人で打つものなんじゃよ。
碁は1人では打てんのじゃ。2人いるんじゃよ。
1人の天才だけでは名局は生まれんのじゃ。
等しく才たけた者が2人要るんじゃよ、2人。
2人揃ってはじめて・・・神の一手に一歩近付く。」
この言葉は桑原本因坊という囲碁がめちゃくちゃ強いおじいちゃんの言葉です。
2人とはヒカルと塔矢晶(とうやあきら)のことです。
とある理由でヒカルはしばらく碁を打たなくなっていたのですが、復活した際に塔矢晶(とうやあきら)に対して次のメッセージを伝えています。
「塔矢、オレ・・・オレ、碁をやめない!ずっとこの道を歩く!
これだけ言いにきたんだ、おまえに」
このやり取りを見た桑原本因坊が発したのが先ほどの言葉です。
ライバルがいてこそ成長できる!これは何をやる場合でもそうだと思います。
ライバルがいるってありがたいことですね。
■いまの状況を当たり前と思わない
ちょっとネタバレ含むので、ヒカルの碁をまだ見てない人はここから先読まないでくださいね。(笑)
ヒカルは小学6年生の時に佐為(さい)と出会い、それから寝るときも学校でも常に一緒に生活していました。
側にいて当たり前の存在になっていたのです。
しかし中学3年生のGW前に佐為(さい)がヒカルの前から消えてしまいます。
佐為(さい)にもっと囲碁を打たせてやればよかったと後悔し、自分が碁を打たなければ佐為(さい)が戻ってくるかもしれないと自分を追い詰めてしまいます。
その結果、数ヶ月間ヒカルは囲碁を打たなくなってしまいます…
このように親、兄弟、恋人、奥さん、友達などいつも当たり前のように側にいる人といつまでも一緒にいれる訳ではありません。人はいつか必ず死んでしまいますから。
だから、私はその時その時を大事にして最大限楽しい時間になるように過ごそうと心に決めています。
今ある状況を当たり前と思わずに感謝しながら生きていきます。
ちはやふる
姉がモデルの日本一になることが夢であった小学6年生の綾瀬千早は、福井から来た転校生・綿谷新に「自分のことでないと夢にしてはいけない」と諭される。
そんな新の夢は競技かるたで名人になり、日本一になることであった。
真剣にかるたに臨む彼の姿に感化された千早は、幼馴染の真島太一も巻き込んで、かるたの魅力へ惹きこまれていく。
(TVアニメ動画『ちはやふる』のwikipedia・公式サイト等参照)
一見変わった「競技かるた」を題材とした作品。
実写映画化もされているため知っている人も多いと思います。
この作品も先ほど紹介したヒカルの碁と似ていて、
「成長」と「情熱」
というキーワード表すことができます。
ヒカルの碁は「囲碁」、ちはやふるは「競技かるた」が題材となっていますが、本質的な内容はほとんど一緒です。
次の映像はちはやふるのダイジェスト映像です。見たら涙が止まらなくなりました。。。
ちなみにバックにはヒカルの碁のBGMが流れてます。(この2作品はやっぱり似てる!)
個人的に好きなキャラクターは真島太一(ましまたいち)。
負けず嫌いな性格で、かるたを通じて千早と親しくなった新への対抗意識からかるたを始める。
高校では当初かるた以外のことをするつもりでいたが、千早の熱意に動かされて競技かるた部を創設、部長に就任する。
スポーツ万能、成績優秀で、定期テストでは常に学年1位を誇る。
かるたでも高い暗記力を駆使して戦うが、大事な場面で運に恵まれない傾向がある。
そのため長い間B級に留まることになる…
努力しても努力しても中々結果が出ないけどそれでも決してズルをせず逃げ出すことをしない。
彼のひたむきさを見ていると「自分も頑張らなきゃ!」という気持ちになります。
太一の言葉で特に印象に残っているのは
「先生、俺は、A級になるより…逃げない奴になりたい」
という言葉。
太一はA級に昇段可能なB級準優勝2回を果たしてはいるが、通っている白波かるた会のルールではB級の大会で優勝しなければA級にはなれない。
何度も何度もB級の大会へ挑戦しあと一歩のところで勝ちきれない太一に対して、白波かるた会の師匠の原田先生は次のように問いかける。
「白波会のルールとは違うが、B級準優勝2回しているのでA級に昇段できる。するかい?」
この問いに対する答えが先ほど太一の言葉だ。
この文章だけだと伝わらないかもしれないが、アニメを最初から見て太一がどれだけ努力をしていてどれだけA級になりたがっているか分かった状態でこの言葉を聞くと物凄く感動すること間違いなしです。
ちはやふるから学んだこと
■好きなことをやる
好きなことであればとことん努力してとことん頑張れる。
ちはやふるを見て私が感じたことです。
世の中を見渡してみるとやりたくないことを嫌々やっている人ばかりです。
お金を稼ぐために出勤してやりたくない仕事をしているサラリーマンが代表的な存在ですね。
生活するために必要なのでしょうがないと思いますが、嫌々やっている仕事に貴重な時間の多くを使ってしまっては人生損しているようにしか思えません。
会社員でも仕事が好きで楽しんでやっている人は人生を謳歌していると思います。
両者の違いは「好きかどうか」「楽しんでいるかどうか」
好きってどういうこと?楽しいってどういうこと?を突き詰めると
「時間を忘れて熱中できるかどうか」
だと私は考えます。
何かの物事に時間を忘れて熱中すれば必ずその物事が上達します。
好きこそ物の上手なれって奴ですね。
そしたらその物事でお金を稼げるようになるはずです。特に今の時代であれば。
「好きなことをやり続けて死ぬ」というのが私の理想の生き方です。
こんな幸せな生き方はないです。
この理想を実現するために今日も好きなことに熱中しながら過ごします。笑
■日々の努力をコツコツ積み重ねることの大切さ
瑞沢高校かるた部は創部1年目で全国大会出場という快挙を成し遂げます。
かるた経験者の千早、肉まんくん、太一は幼いころからコツコツと努力して来たのはもちろんですが、未経験ではじめたカナちゃん、机くんも日々コツコツと努力を重ねて実力をつけた結果です。
毎日かるたのことを考え、練習、研究してきた結果です。
才能やセンスももちろん大事ですが、それよりも普段からやっていることが自分の実力として大きく現れてきます。
「うさぎと亀」の話から得られる教訓と同じく、「ちはやふる」からも小さなことをコツコツと継続してやることが最終的に大きな結果に結びつくということを学びました。
■「師」の存在の大切さ
ちはやふるに登場する白波かるた会の原田先生は千早、太一の成長に合わせて適切なアドバイスをしています。
原田先生「千早ちゃん、早く取るのをやめなさい」
千早「???」
競技かるたは札を早く取った人が勝つのに、早く取るのをやめろという原田先生。
千早のかるたのレベルを更に上げるためにミスを少なくすることを意図した助言でした。
原田先生の憎いところは意図を伝えないところ。
自分の頭で考えて意図を理解しなければ意味が無いという考えに基づいているのかもしれません。
この偉大な師匠原田先生のアドバイスを受けて千早、太一が成長していったように、現実世界においても自分が進みたい世界で一歩先を行っている先輩、先生などからアドバイスをもらえるような状況を作っておくことはとても大切なことだと実感しました。
STEINS;GATE (シュタインズゲート)
秋葉原を拠点とする総勢3人の小さな発明サークル「未来ガジェット研究所」のリーダーで、厨二病から抜け出せない大学生の岡部倫太郎(おかべりんたろう)はサークル仲間と日々ヘンテコな発明を繰り返していた。
2010年7月28日、岡部は単位取得のため同期にして友人の橋田至(はしだいたる)と共に向かった講義会場で、弱冠18歳でアメリカの科学誌に学術論文が掲載された天才少女、牧瀬紅莉栖(まきせくりす)と出会う。
しかし、彼はその数時間前にラジオ会館の8階奥で大量の血溜まりの中に倒れる彼女を見ていた。
そしてそれを橋田へ報告した携帯メールは、何故かその1週間前の日付で受信されていた。
その直後、ラジオ会館ビル屋上に人工衛星らしきものが墜落しており周辺が警察によって封鎖されていたことに気付く。
検証の結果、発明品の一つである電話レンジ(仮)が偶然にも携帯メールを過去へと送るタイムマシンとしての機能を備えていたことが判明する。
そしてその偶然が全世界の未来を左右する出来事になると、世紀の大発明に浮かれていた「この時の」岡部自身は知る由もなかった……。
(TVアニメ動画『STEINS;GATE [シュタインズ・ゲート]』のwikipedia・公式サイト等参照)
シュタインズゲートは私が今まで見たアニメ作品の中でストーリー構成が一番好きです。
正直なところ序盤(1話~8話くらい)は「つまらなねぇ」って感じてました。
主人公の岡部倫太郎は中二病という設定のため言ってること意味不明で、なんか現実感がないというか、中二病の作者が作った痛い作品だな~って若干冷めた目で見てたんです。
ところが10話過ぎたあたりから「おっ若干見れるようにはなったかな」という印象に変わり、12話で一気に引き込まれました。
そのあとは時間を忘れて残りの13~24話は一気に見てしまいました。
12話以降は「続きが気になる!」という衝動に負けつづけて、翌日仕事にも関わらず一睡もせずに徹夜で見てしまいました。
いやっマジで12話が衝撃的なんですよ。
10話あたりから予兆はあったのですがまさか本当にこんなことになるとはって感じです。
ということで翌日仕事がある人は23時以降に12話を見てはいけません。
12話を見た後は13話以降が気になりすぎて残りの12話分を寝る間を惜しんで見てしまうから・・・きっと・・・
1話が30分として13~24話を全部見ると6時間です。
夜23時から6時間経つと朝の5時になってしまいます。
中盤以降のストーリー展開は私が今まで視聴したすべてのアニメの中で一番です。
恐らくこの作品を超えるものは今後出てこないような気がしてます。
そして中盤以降を見ると序盤のつまらなかった物語すべてに意味があったことが分かります。
序盤は伏線になっていて中盤以降でそのすべてを回収していきます。この展開が見事!!
シュタインズゲートを見るときは1話1話をバラバラと時間を空けて見るのではなくできれば一気にみるようにしてください。
シュタインズゲートから学んだこと
■その時々の選択がのちの結果に影響する
この作品はタイムリープを題材としています。
タイムリープ系の作品は同じ時間を繰り返し、違う行動や選択をすることで望む未来を手に入れていく物語です。
シュタインズゲートも同様で開発したDメール(仮)やタイムリープ装置でディストピアとなってしまう未来を変えるため、友達を助けるために何度も何度も同じ時間を繰り返します。
たった1通のメールで秋葉原に「萌」の文化がなくなってしまったり、男性が女性になってしまったり、人が死んだり生き返ったりします。
1つ1つ些細な選択や行動が未来を左右するのです。
これは現実でも同じだと思います。
「めんどくさいから後でやるのか、それとも今すぐやるのか」
「お風呂に入ってから歯を磨くのか、歯を磨いてからお風呂に入るのか」
「サラダを食べてからお肉を食べるのか、お肉を食べてからサラダを食べるのか」
ほんの些細な違いですが、これらの行動の違いの積み重ねは必ず結果としていつか必ず何かしらの結果として現れます。
些細なことなので何がよくて何が悪いかは完全には分かりませんが、その時の気分や感情だけで判断せず、この選択をし続けたら未来はどうなるのだろう?という視点を持つことが大事だと思いました。
少しでも未来が見通せるように知りえる知識や情報はできる限り学んで、収集しておきたいという思いもより強くなりました。
情弱では決して最適な選択はできませんから。
■意味の無いことは無い(すべてに意味がある)
23話で主人公の岡部があることにチャレンジし失敗して絶望して精神が壊れかけるシーンがあります。
完全にネタバレになってしまうので言いませんが、今まで頑張ってきた事が一気にひっくり返って絶望的な状況に追い込まれてしまいます。
結果的にはこのチャレンジをしたことではじめて次の突破口が見えるようになっていました。
このチャレンジでの絶望は無駄ではなく意味があったのです。
このシーンを見ていた私は絶望から一転希望が見えてきた岡部に完全に感情移入していました。
いやーほんとシュダゲ(シュタインズゲートの略)には心を動かされまくりました。
主人公は絶望と希望を何度も何度も繰り返し味わいます。
希望が見えてきたと思ったら絶望し、絶望していたと思ったら一転希望が見えてくるというぐわんぐわん感情が動かされる岡部を見ているとこっちまで感情が動いちゃいました。
■パートナーの大切さ(1人だと突破できないカベがある)
牧瀬紅莉栖(まきせくりす)という最強のパートナーに出会えたことが岡部最大の幸運でした。
タイムリープを繰り返し、最初はすべて自分だけの力でなんとかしようとしていた岡部ですが、何度やっても何度やっても絶望的な結果が待っているだけで精神的に壊れかけている時に紅莉栖が元気づけてくれ協力してくれるようになります。
結果的に紅莉栖の推論やアドバイスのおかげで、岡部は数々の障害を乗り越えることができました。
やっぱり1人で出来ることには限界がありますね。
私は自分でできることは可能な限り自分でやりたいと思う方なのですが、時に人を頼ることも必要だなぁと強く感じました。
おわりに
アニメにハマりはじめたのが魔法少女まどかマギカが放送されていた2011年1月頃なので、もうすぐアニメ暦6年になろうとしています。
それまでもアニメをたまーに見ていましたが、2011年以降はかなりのハイペースでアニメを視聴してます。笑
本当にアニメ好きの方からするとまだまだヒヨっ子ですが、ここ5年でかなり詳しくなったと思います。
アニメ友達もたくさん欲しいので、この記事を読んで私に興味を持ってくださった場合は是非twitterをフォローしてください。
よろしくお願いします。